今週のゼミの話し合いでタンジブル・ビットというのがでた。これを利用して研究を進めていきてたいと思っている。
「タンジブル・ビットは、目的によって多様な形態を持った機器自体を直接操作することができるインターフェースを目指している。」
タンジブルビットはマサチューセッツ工科大学石井祐教授が提唱するユーザーインターフェイスの形態である。
現在主流のユーザインタフェースは,視覚に重点を置いたグラフィカルユーザインタフェース(GUI)だが、あたかも物を操作するような実感のあるユーザインタフェースの研究が進められている。
タンジブル・ビット記事
・「実体がある様。実際に触れることができる様。手触り感がある様。」(デジタル大辞泉)
・語源は、ラテン語のタンジェールという言葉で、触れるという意味からきている。三角関数のタンジェントは、日本語では正接と呼ばれるように、接するという意味が本来の意味となる。
現在、あらゆるデジタル情報は「ピクセル」(画素)で表現されていて、情報はフラットなスクリーンの裏側に閉じ込められており、実体がなく、触れることのできないインタンジブル(intangible)な表現となっている。しかし、表現のなかに情報と人間とを直接的につなぐインターフェースが埋め込まれている表現、直接触れて操作できるタンジブル(tangible)な表現が必要なのではないのか。石井教授はこう言っている。
タンジブルビットは情報を実際に触れるのでそれは視覚障がい者にとっても新たなインターフェースとして活躍できると思う。
参考:タンジブルビット 日立ソリューションズ